出版記念お披露目パーティー一週間前~前日
天気予報と睨めっこするも、開催当日の天気は雨模様から変化なし。
ゲストからの問い合わせに対して雨天決行と伝えたものの不安が残る。
加えて日を追うに従い参加人数が増えていく・・。
当初は10人ほどのこじんまりとしたパーティーを想定していたにもかかわらず、30人超えのご出席のお返事をいただいた。
参加者多めのホ-ムパーティーのレベルでメニューを考えていた奥さんには「話が違う!」と詰められるが、土下座レベルで料理をお願いするしかなかった。
まずはガーデンパーティーを想定していたが、雨天決行屋内での開催となった場合、事務所内に30名を超える人数を収容できるスペースがない。
タープテントを購入するも、足りない!
途方にくれていると、当日2日前、なんとつくばの知り合いから連絡が入る。
「運動会用の本部仕様のテントが二組あるぜ!」
ありがたいことに大型テントをお貸しいただき、急遽設置。
感謝しかない!
開催日(2025年5月17日)
開催当日、予報は裏切らず、大雨。
参加者からは私らしくてよいのではと言われるが、
その時点では収容人数を確保できるテントを張っていたので、「雷は鳴っていませんけど」と余裕モードで返答。

雨の中のパーティー風景
提供料理
今回、舌の肥えた猟友会の方が参加されたこともあり、ジビエ料理というだけでは
満足してもらえないと思い、工夫を凝らした。
狩猟免許取得から6年、確実に狩猟の腕は上がっているはず。

鹿狩り
今回は自身で仕留めた鹿肉を召し上がっていただいた。

参加者の感想
MSさん(ハンター)
ジビエ料理もいままで食べたことないメニューばかりで鹿肉も持て余していた私にはとても衝撃的でした!とてもおいしかったです!
YKさん
ジビエ料理も臭みが一切なく、非常に美味しかったです。
YMさん
ジビエはあまり馴染みがないのですが思ったよりも食べやすかったです。
CKさん
お料理も、一つ一つ趣向を凝らされていて、どれも美味しかったです。色合いもよく考えてられていて、目でも楽しむことができました。
DYさん
ジビエ、私は堪能しました。
特に美味しいと感じたのは、本州鹿のタン(ハム)、本州鹿カレー(南インド風)、山椒と生姜の混ぜご飯(ライスボール)です。
こればっかりは好みでしょうが、一番好きなのは食べ応え十分なタンでした!
ご馳走様でした~。
MOさん
ジビエ料理ごちそうさまでした!!
特に猪(ハム)はそのおいしさに驚きました。
KNさん
ジビエ料理はとても美味しく戴きました。
鹿の肉はめったに食べないです。オランダでステーキを食べたくらい。
メイン料理の肉だけで無く、山椒と生姜の混ぜご飯(ライスボール)は、おかわりをしたいくらいでした。
カレーの味付けもちょうど良かったです。
TKさん
頂いたお食事のうち、私にとってはパテとサモサが特に美味しくて、なくならないように少しずつ食べていました。
TMさん
以前ご自宅でお食事をいただき「!!!」と爆食いしましたが、今回も期待を裏切らず素晴らしかったです。
DTさん
ジビエでこれだけいろいろな料理ができるのだなと感動しました。ハム、テリーヌは圧巻でした。
梶井さんのようにジビエを狩ってこれる方が一人家族にいれば、ほぼ一般的なお肉を買ってくる必要が無いことを知ることができました(笑)
AFさん
梶井さんの幅広い人脈に驚くと共に美味しいジビエ料理に舌鼓を打ちながら楽しい時間を過ごせました。
KNさん
ジビエ料理ご馳走さまでした。素晴らしい!全部が本格的で、美味しすぎです! 鹿肉って、こんな美味しかったのかあ〜と感動しておりました。 是非レシピを学びに行きたいと思ってしまいました。
MNさん
私はテリーヌと生姜入りのライスボール、鹿のタンが特に美味しく感じました。
TKさん
ジビエ料理、本当に美味しいです。特にイノシシのハム、カレーは絶品でした。
TNさん
お料理の方非常に楽しみました!
ありがとうございました。
個人的にはケバブが特に美味しかったです!
THさん
ジビエ尽くしも、美味しかったです。特に猪のハムや鹿のパテがよかったです。

ジビエ料理

鹿肉のサモサ
定年後に建てた二人暮らしの我が家の小さな小さなキッチンで、前日から30人分の料理を作ってくれた妻には、
・・・・・どうお礼を言ったらいいんでしょうね・・・・・
#生抜力 #キバツリョク #ジビエ料理
拙著『生抜力®』のトークイベント&サイン会などと、いっぱしの作家のように過ごしてしまった1日でありました。
以下はスピーチ原稿となります。
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本日は、『生抜力®』出版お披露目イベントに、足元の悪い中、また遠方からもご参加くださり、誠にありがとうございます。
2020年に立ち上げた「膳Laboつくば株式会社」ですが、
まあ、じっくりと進めておりまして、
昨年ようやくのホームページを公開し、
そしてすでにご一読いただいた方はお分かりでしょうが、難産の末に送り出すことができたのが、この『生抜力®』という本です。
本日は、その「膳Laboつくば」と『生抜力』について少しお話をさせていただきたいと思います。
好んで読書などしない高校生の私が、推薦図書であった小田実氏の『なんでも見てやろう』をなかば義務的に読み終えた時、
単に「なんでも見てやろう」だけでなく、
「なんでもやってみよう」という一歩踏み込んだ気持ちを抱いたものでした。
皆さん、親や先生、上司の期待に応えようとするあまり、自分の本来の気持ちを押し込めてしまっているとストレスを感じることはありませんか?
やる前から「これは無理だ」「自分には向いていない」と決めつけてしまうことが、
いつの間にか自分を狭い世界に閉じ込めてしまっているかもしれません。
しかし、新しい趣味や挑戦を通じて、普段は出会わないような人と触れ合うことで、新たな視点や考え方に気づき、自分の中に眠っていた可能性が目覚めることもあります。
それが、人生を豊かにする大切な要素だと考えています。
『膳Laboつくば』は、人生を一つのお膳に見立て、やりたいことやまだ気づいていない能力を次々と載せてみる、自己変革の実験場Laboです。
従来の教育やビジネスの枠にとらわれず、自然界の摂理から本質を見抜く力を引き出し、人間が本来持つ本能と組み合わせて「生き抜く力」、つまり『生抜力』を身につける場として立ち上げました。
次に、拙著『生抜力®』について具体的にお話しいたします。
本のタイトルに丸アールの文字がありますよね。
これは、商標を取得済みであることを意味します。
ここで、特許と商標の違いをご存知でしょうか?
特許は既に公知のものは取得できませんが、商標の場合、後出しでも取れてしまう可能性があります。
それを知り、慌てて出版前に出願し、取得しました。
さて、唐突ですが、イチョウの話題から入りますね。
外苑前の銀杏並木は秋になると見事な黄色に染まり、多くの人々を魅了します。
しかしその美しさだけがイチョウの価値ではありません。
神社や寺院にもイチョウの木がよく植えられていますが、これには単なる景観、つまり美しさ以上の理由があるからです。
イチョウの木や葉には多くの水分が含まれており、火災時に延焼を防ぐ役割を果たすことがあります。
イチョウの葉は扇形をしており、広い表面積が雨粒を効率的に受け止め、放射状に広がる葉脈が水の流れを遅くすることで、葉の表面に水が留まりやすくなっています。
実際、関東大震災の際には、イチョウの木が延焼を防ぎ、家が焼け落ちるのを防いだ例も報告されています。

イチョウの丸太
あいにくの雨で、今日はこのように離れてしか見ていただけないのですが、
あの大きな丸太はイチョウです。
伐採して3年近く経つにもかかわらず、幹から新たな葉が生えてきています。
ひこばえ、ですね。
樹木の「生き抜く力」には驚きます。
昨年も今年も青々とした葉を茂らせるのですから。
これは、イチョウの幹にも水分が貯留されている証拠です。
幹には細く長い仮道管が張り巡らされており、水分貯留に大きく貢献しています。
さらに、イチョウには「潜伏芽」と呼ばれる特殊な構造があり、危機的な状況でも新しい芽を出すことができる、まさに生抜力の象徴と言える存在です。
自然界の観察から本質を見抜く視点を持つことで、私たち自身の『生抜力』を高めることができると考えています。
伐採した樹齢100歳近いイチョウの木を我が家の庭のオブジェに、と譲り受けたのですが、オブジェどころではありません。
今や「生抜力」を体現するモニュメントになっていますね。
『膳Laboつくば』はまだ立ち上がったばかりですが、今後とも皆様の温かいご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

サイン会
サイン会、スピーチの後、アステラス製薬の後輩からお祝いのスピーチをいただくことになる。
(以下は後輩からのスピーチ概要)
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B製薬つくば研究所が閉じることとなり、梶井さんのいるアステラス製薬社に転籍してきました。
同じPJチームのメンバーとなった梶井さんは社内の状況を教えてくださいました。
大変熱心に教えてくださったんですよね、一回の電話で2時間以上も語ってくださいました。
更に、口頭だけに留まらずスクロールしてもスクロールしても終わりがない長文メールをいただいたんですよね。

スピーチ
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・・・・・・・思わず苦笑してしまった。
還暦を過ぎ、184センチの巨漢の私も今や体力が落ち年相応になってきたが、当時は体力が漲っていた。
多くの方が我慢して付き合ってくれたことは感謝しても仕切れない。
スピーチの中でもあったが、チームで決めた提案を上長が納得しもらえなければ、
本部長→役員まで突進していったこともあった。
また会議中私の提案に対して話を最後まで聞かずに「それはできぬ」と立ち上がってしまった上司に対して、「部下の話を最後まで聞いてください」とお願いし、再度会議を継続させていただいたことがあったのだが、
その光景は、はたから見ると私が、立ち上がる上司の腕を掴み、座らせてしまったように見えたらしい。
そのシーンを見ていた後輩は、肝を冷やし、
今後は梶井さんの後に上司に相談に行くのはよそう、と心に決めたそうだ。
梶井さんの後に相談に行っては、限界まで梶井さんに詰められた上司が、本来であれば了承する話も反故にしてしまう可能性があるから、という理由だというではないか。
後輩に気を使わせてしまったものだなあ、とサラリーマン時代の記憶をたどってみる。
出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれないということだろうか・・・・・
(打たれても、打たれたと感じない、ということもあるかもしれません)

集合写真

アステラス製薬の仲間

お祝いの品々